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「物流ABCでつくる20の図版」で、1枚ずつ、具体的に説明していきます。(毎週更新)

2013年04月01日

図版3 大切なのは処理量にあわせて人を入れること

作業の生産性を上げるために必要な取り組みというと、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
「作業導線の短縮」「レイアウト改善」「遅い作業者の教育」
こういった答えが多いかと思います。これらは、作業のやり方を見直す「作業改善」のメニューです。
確かに作業改善も有効なのですが、私が一番大切だと思うことは別にあります。
「作業の量に合わせて、正しい人数を入れること」

物流現場の作業生産性を最も大きく左右するのは、この、「人数配置」です。
下の図を見てください、この食品卸物流センターでは、午前中と午後で作業量のバランスが全く違います。
スーパーやドラッグストアからのEOS受注が午前で締め切られ、午後1時とか2次に一斉に出荷指示が出るからです。

ピッキング作業の生産性 午前午後別
図版3.jpg

「csピッキング」「psピッキング」の処理量を「午前」と「午後」にわけてとると、このバランスを数字ではっきりつかむことができます。
ざっくり言って、午前の作業量を1とすると午後の作業量は4になっています。

これに対して、作業者の「投入人時」はどうなってるかというと、
○月×日の実績で、csピッキングでは、午前の延べ人数が1,250分、午後は2,200分。
午前9時から12時まで7人、午後は1時から5時まで9人が投入され、一部の人は残業もしています。
作業量は1対4なのに、人の入れ方は7対9。明らかにアンバランスで、午前は人が余っています。
このアンバランスの悪影響は、「1処理あたり時間」を午前、午後別に出すと明らかになります。
「csピッキング」の1処理あたり時間は
  午前69.4秒/cs
  午後28.2秒/cs
午後の生産性は、無駄を省いた「正味時間」だけを測定して出した「標準作業時間」まであと少しという高いレベルになっています。
しかし、一日を通してみると、生産性は40秒台まで落ちてしまう。
いかんせん、午前の生産性が低すぎるのです。
別のアクティビティの「psピッキング」の数字を見ても、状況はほぼ同じです。
午後の生産性は標準時間に近いところまで高くなっているのに、午前の「人余り」が、全体の生産性を下げているのです。

もうお分かりいただけたと思います、このセンターの生産性改善に最も有効なのは、「午前の投入人数を減らす」という改善です。
処理量にあわせて人を入れる、余分な人を入れないという管理が必要です。

posted by uchida at 09:36| Comment(1) | 物流ABCでつくる20枚の図版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by 時計 カシオ at 2013年07月28日 05:30
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