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「物流ABCでつくる20の図版」で、1枚ずつ、具体的に説明していきます。(毎週更新)

2010年06月02日

使えるコスト情報を得るために(2)

「うちの食費は、月10万円です。」これだけでは高いか安いか、どこに無駄があるのか、一切手がかりがなく、コスト削減の役に立つ情報はないといえます。

少し情報を追加します。
「家族は
5人、月の総支出に対して20%
これだけデータが加わると、よそとの比較ができるようになります。
総務庁家計調査(
2009年)では、5人家族の食費の平均は83,387円で、総消費支出に占める食費の割合(いわゆる、エンゲル係数)は24.6%です。
1人あたり金額で見るとうちの食費は多いのかもしれないが、エンゲル係数では平均以下だから妥当な線かもしれない。ただし、家計調査の食費には外食費や給食費も含むそうだから、厳密に捕捉すればうちのエンゲル係数はもっと高いかもしれない。結局、高いか安いか、軽々に判断は下せない。
「よそとの比較」で得られる情報はせいぜいこの程度でしょう。

◆コストは「かかった金額」をつかんだだけでは、役に立つ情報は持たない
◆コストの捕捉範囲が完全にそろっていない限り、よそとの比較は意味を成さない
◆その意味では、「1人当たりコスト」「対総コスト比率」のような指標も、よそと比較するのは難しい

それでは、使えるコスト情報とはどんなものでしょうか。
posted by uchida at 00:00| Comment(0) | 物流ABC入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

使えるコスト情報を得るために(1)

物流コストを下げること、これは今も昔も変わらない、物流管理の普遍的なテーマです。

    うちの物流コストは高いのではないか?
    
どこをどう変えると、どのくらい下がるのか?
   
うちにとって妥当なコストは、どのくらいなのか?
   
無駄を省いて妥当なコストにするには、どうすればいいか?

物流コストについてこんな問いかけをされたときに、あなたの会社ではすぐに答えを出すことができるでしょうか。

決して奇抜な問いではないのですが、通常のコスト情報しかない状態で、これらの問いにきちんと答えを出すのは、実は、結構難しゅうございます。
これらの問いにきちんと答えを出せるコスト情報を得る技法、物流管理に「使える」ようにコストを仕分ける技法、これが物流ABC(Activity-Based Costing)なのです。
 

ここではまず、使えるコスト情報とはどんなものかということから、説明したいと思います。
わかりやすい例で考えてみます。
「うちの食費は、月10
万円です。」
このコスト情報は、使える情報でしょうか?

これだけでは高いか安いか、どこに無駄があるのか、一切手がかりがありません。
コスト削減の役に立つ情報はないといえます。
posted by uchida at 10:03| Comment(0) | 物流ABC入門 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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